| 第35号2003年03月20日(随時更新) 編集責任者 前田直人 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| とうとうアメリカ的民主主義の名のもとイラクへの武装解除(侵攻)がはじまりました。僕ははっきりと反対です。誰が何といようと反対です。先日もメルマガ読者のイラストレーターのA氏から戦争反対の署名メールを頂きました。そのメールに署名をし私の知人に転送しました。僕のささやかな抵抗でもあります。またこの機会を与えてくださったA氏に感謝します。しかし戦争ははじまりました。自由と平和のもとに隠れた利権の構図。フランスやロシアにも確かに利害はあるでしょう。しかし今回はこれらの国を支持します。戦争なんて民衆の犠牲のうえに成り立っているんですから。そして一番の犠牲者は子供や女性です。 10年も前になりますが、ユネスコの識字教育の支援が縁でベトナムを訪れる機会を持ちました。当時のベトナムはドイモイ政策で経済が復興の兆しが出た頃で活気にあふれていました。しかしホーチミンを訪れた時、戦争で両足をもぎ取られた兵士や枯葉剤で水頭症の子供を抱えた母親がホテルの前で物乞いをしている光景を目の当たりにし絶句しました。テレビや雑誌で認識はしていましたが現実の姿はまさに悲惨の一語です。そして何もできない自分に空しさを覚えたのです。そして戦争に正義などないことも実感しました。ブッシュは勝利のもとに正義を振りかざすでしょう。そして小泉首相も自らの決断に賛辞を送るでしょう。戦争に勝者と敗者の論理は存在しても正義と悪の区別などないことを知るべきです。 まして世界の良識であるべき国連の決議を無視したのですから。国連の失墜を招いたアメリカは分担金滞納者なのですから。僕はアメリカは常任理事国から脱退し戦争に踏み切るべきだったと思います。世界トップの国連分担金拠出国家の日本が今こそ国連の威厳回復に努力すべきです。僕は今こそ過去の忌まわしい歴史を背負いながら常に平和の行動を示すドイツと平和的協定を結ぶべきだと思います。早く戦争が終結し国連を中心とする支援を望みます。 |
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| 68歳のベテラン監督が初のカンヌ映画祭グランプリを獲得した話題の映画です。事実という圧倒的な存在感にポランスキー監督の原体験が重なり完璧な戦争(反戦)映画を作り上げた絶対観てほしい作品。紹介する頃には上映終了なのが残念です。でも早くビデオでもう一度見てみたい作品です。ユダヤ人迫害を描いた映画は多数ありますが、監督自らがユダヤ系ポーランド人で収容所経験を持つ人ですから圧倒されるのは当たり前ですがこれが静かなる迫力を感じるのです。ドイツ軍によるユダヤ人への理不尽な仕打ちや無差別な殺害が繰り広げられピアニストの主人公シュヒルマンのピアノの演奏は極めて少ない。ただピアニストの指先が全編に無音の演奏が流れるような錯覚を感じるのです。戦争はいつも音楽などの文化活動を制限し国意高揚の名のもとに権威象徴として利用し芸術の持つ自由と平等を奪います。そして彼を助けた良心のドイツ人将校も敗戦によって不幸を味わうことになります。正義の戦争など存在しないことを改めて感じる作品です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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